IT系のフリーランスは、仕事の場所や時間などを自分の裁量で決められるという魅力があります。
自由な働き方を望む若年層のエンジニアを中心に独立を目指す人が増えています。
特に、IT関連の特定の分野のスキルやキャリアに自信がある人は、独立後すぐに仕事が舞い込んできたり、報酬額や納期などを希望通りに設定できたりすることもあります。
また、子育て中の人や親の介護をしている人も、自宅でフリーランスの仕事を請け負うことで、仕事を調節しながらプライベートの時間をしっかりと確保することが可能です。
一方で、自分で作業時間や作業量を管理するのが苦手な人にとっては、納期に遅れてしまったり、クライアントの希望通りの成果物を提供できなかったりすることもあります。
フリーランスのエンジニアは、会社勤めと比較してメールや電話など様々なツールを通じてクライアントとやり取りをする場面が多くなるため、人付き合いやコミュニケーションが得意でない人にも不向きと言えます。
そうした中、フリーランスの仕事に向いているのかどうか判断をするにあたり、実際にIT企業から独立を果たした人に直にアドバイスを受けたり、エンジニアをターゲットとした業務セミナーや転職フェアなどに参加したりするのも有効です。
なお、開業後に短期間で収益を伸ばしたい人は、必要に応じてフリーランスの独立を支援しているエージェントにサポートをお願いして、独立に向けたスケジュールを考えることも大事です。