いわゆるフリーランスのシステムエンジニアやデザイナーに求められるのは高い専門性です。
俗にいうところのスペシャリストが重宝される傾向が強く、それは会社員の評価とは正反対です。

得意分野は100点だが不得手な分野は20点から40点、こういったタイプの人材は、組織内では評価され辛いです。
様々な仕事をまんべんなく80点程度の実力でこなせる人材、これが日本の企業内では重宝されます。

一方でフリーランスとして働く場合、能力が平均的でなくても大丈夫であり、だれにも負けない得意分野が一つ、二つあるだけでお仕事を持続的に行えます。
もちろんゼネラリストタイプのフリーランサーの方々もいますが、不得手を無理やり克服しなくても、フリーランスの立場なら請け負う案件を自由に選べるので、会社員時代ほどセンシティブになる必要はありません。

むしろフリーランスの特長を活かして、自分の得意な案件だけを請け負い、苦手な案件はすべて断る位のスタンスが大切です。
例えば、チラシデザインは大の苦手だが、ロゴマークのデザインには大きな自信がある、という方は前者の案件は避け、後者の案件に絞ってお仕事を受注すればOKです。

またSNSやブログを行っている方であれば、自分の得意分野を積極的にアピールするのも良いでしょう。
プロフィール欄に得意分野と苦手分野を予め明記しておけば、そもそも適正のないお仕事依頼がクライアントから来る事はありませんし、反対に自信がある、例えばプログラミングやデザイン業務に限定した仕事依頼が舞い込むなど、効率的にお仕事に打ち込めますし、自信喪失も予防できます。